現在Linux の Logitech HID++ ドライバー「hid-logitech-hidpp」は、どの Logitech マウスが高解像度スクロールをサポートしているかを示すために、デバイスの癖の静的リストに依存しています。今後の Linux 6.1 カーネルでは、そのデバイス/癖のリストを変更し、デバイスが高解像度スクロールをサポートしているかどうかを自動的に判断する予定です。

HID++ 高解像度スクロールをサポートするデバイスを効果的にホワイトリストに登録する現在のアプローチは、特に互換リストにまだ追加されていない新しい Logitech デバイスの場合、ユーザー エクスペリエンスが低下する可能性があります。これは、オープンソース コミュニティに委ねられた問題です。ありがたいことに、開発者の Bastien Nocera は hid-logitech-hidpp ドライバーを改善して、実際に高解像度のスクロール サポートを検出し、リストを削除できるようにしました。

このパッチは、まもなく Linux 6.1 マージ ウィンドウが開く前に、HID の for-next ブランチでキューに入れられます。

この変更は、HID++ 1.0 高解像度スクロール、HID++ 2.0 高解像度スクロール、または HID++ 2.0 高解像度スクロール ホイールがサポートされているかどうかを検出し、癖を必要とせずに機能を有効にします。

この変更の前にサポートされていなかった Logitech M705 マウスでテストしました。

dmesg の logitech-hidpp 行で、「検出された HID++ 2.0 高解像度スクロール ホイールを検出しました」などのメッセージを確認できます。 Linux マウスが高解像度スクロール/高解像度スクロール ホイールのサポートを利用しているかどうかを判断する際に、”.この変更により、以前はデバイスの奇妙なリストに含まれていなかった、Linux でこの機能をサポートするようになったより多くの Logitech デバイスが表示されることが期待されます。これは、Wayland が高解像度のスクロール イベントをサポートし、今年初めから libinput がサポートされているため、最新の Linux デスクトップでより便利です。

また、ドライバーがすべての Logitech Bluetooth デバイスに対して HID++ を有効にしようとしているのも、Linux 6.1 です。

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