Linux 6.4 向けの EXT4 のパフォーマンス最適化と Folio 変換に加えて、Btrfs および Flash-Friendly File-System (F2FS) ドライバーも、この次の Linux カーネル バージョンでいくつかの優れた機能強化が見られます。
Linux 6.4 マージ ウィンドウの Btrfs アップデートが本日送信され、ディレクトリ ロギングに関するパフォーマンスの改善が含まれています。アイテムの繰り返しを回避し、ディレクトリ ログ記録中のロックの競合を減らすためのこの変更により、fsync 時間が 4 分の 1 に短縮されます。
1 つのトランザクション中にディレクトリ エントリをログに記録する場合、サブボリューム ツリーのロックが削減されるようになりました。これにより、Btrfs サブボリュームへの同時アクセス時のスループットが向上し、待ち時間が短縮されます。
Linux 6.4 の Btrfs では、I/O パスがクリーンアップされ、スクラブ メイン ループが完全に書き直され、エラー処理が改善され、その他の変更が行われています。改善された Btrfs のスクラブ コードは、約 10% 高速になるはずです。
Linux 6.4 のマージ ウィンドウは、こちらのプル リクエストで確認できます。
また、今日、F2FS ファイル システム ドライバのアップデートが Linus Torvalds に送られました。この更新された F2FS コードでは、ゾーン デバイスの 2 のべき乗以外のサイズのゾーン、ガベージ コレクター コードのリファクタリングが可能になりました。 I/O ポーリングのサポート、およびさまざまなバグ修正。修正の中には、特定の状況で空き容量が不足している場合にシステムがクラッシュする可能性があることが含まれます。 このプル リクエストから、Linux 6.4 用の F2FS パッチの完全なセットを参照してください。
ファイル システムの最前線での関連ニュースでは、FSCRYPT ファイル システム暗号化フレームワークがさまざまな将来のカーネル リリースでの CephFS ファイル システムによる FSCRYPT 暗号化の準備を含む、クリーンアップと修正。