Intel は、第 4 世代 Xeon スケーラブル「Sapphire Rapids」プロセッサ向けに最適化された最新のオープンソース プロジェクトとして本日デビューし、Implicit SPMD Program Compiler として ISPC 1.19 を公開しました。

Intel ISPC は、Simple Program, Multiple Data (SPMD) プログラミング用の特殊な拡張機能を備えた C のバリアントをサポートするための同社の長期にわたるアクティブなコンパイラの取り組みです。 SPMD は、CPU だけでなく成長分野の GPU の SIMD 機能を活用するために Intel が推進している方法の 1 つです。 Intel ISPC コンパイラは、AVX-512 を以前の AVX バリアントと同様に SSE4 と一緒にサポートし、Arm の使用でも NEON をサポートします。

Intel ISPC 1.19 は、ネイティブ AVX-512 FP16 サポートを備えた新しい「avx512spr-*」ターゲットを介して、第 4 世代 Xeon スケーラブル「Sapphire Rapids」を公式にサポートしています。新しい「pvr」ターゲットを介した Intel Data Center GPU Max「Ponte Vecchio」のサポートもあります。さらに、acm-g10/acm-g11/acm-g12 ターゲットが Arc Graphics 用に存在し、以前の dg2 ターゲットを置き換えます。


ISPC 1.19 にも AArch64 が追加されましたWindows ビルドのターゲット サポート、ISPC コンパイラでの __regcall 属性のサポート、ISPC から SYCL 関数を呼び出すための新しい”invoke_sycl”コンストラクト、extern C 関数定義のサポート、およびさまざまな ISPC ランタイムの改善。

ISPC 1.19 は、ISPC 最適化パイプラインの機能強化と、スピルを削減するための新しいスピル コスト IGC グラフィックス コンパイラ ファイナライザー機能のおかげで、Intel Xe グラフィックス ターゲットでの実行も大幅に高速化されているはずです。

Intel ISPC 1.19 リリースのダウンロードと詳細については、GitHub から。

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